遊びを通じた学び

Learning

ガーナの50のカカオ生産コミュニティでは、子どもたちがこれまでとは異なる新しい方法で学んでいます。それは、創造性・遊び・安全性を教育の中心に据えた学びです。

カカオ生産地域の子どもたちは、質の高い教育へのアクセス不足や、学校および地域における児童保護体制の不十分さなど、さまざまな教育上の課題に直面しています。

2024年、ココアホライズン財団は児童支援団体であるRight To Playと連携し、ガーナのアハフォ州およびアシャンティ州の4地区でMy Life, My Rights(MLMR)プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、遊びを活用した学習と地域関係者との協力を通じて、教育の質向上と子どもの保護を目指しています。Right To Playは20年以上にわたり、「遊びの力」を活用して子どもたちの保護・教育・エンパワーメントに取り組んできました。

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「先生が授業で私たちと一緒に遊びながら教えるようになる前は、授業はとても退屈でした。内容が難しくて寝てしまうこともありました。でも遊びを取り入れるようになってからは、学ぶことがずっと簡単になりました。」

- アイシャ(13歳、ガーナ)

遊びを取り入れた教育手法と地域の支援体制強化を組み合わせることで、MLMRプロジェクトは子どもたちが安全に、そして意欲的に学校生活を送れる環境づくりを支援しています。また、学力だけでなく生活スキルの向上にも貢献し、地域社会が一体となって子どもたちを守る仕組みの構築を促進しています。

最終的には、児童労働のリスク低減と質の高い教育へのアクセス向上を通じて、地域全体の福祉向上とガーナの持続可能な経済発展にも寄与しています。

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プロジェクトの仕組み

MLMRプロジェクトでは、Cocoa Horizons FoundationとRight To Playが学校や地域コミュニティと密接に連携し、安全で学びやすい教育環境の整備と、子どもや地域住民のウェルビーイング向上に取り組んでいます。

主な活動内容は以下の通りです。

  • 400名の教師に対し、遊びを活用した教育手法を研修
  • 誰もが参加しやすく、安全で魅力的な授業の実施を支援
  • 50校のPTA(保護者教師会)および学校運営委員会を支援
  • 20の地域児童保護委員会を設立・研修
  • 児童保護リスクの特定と地域主体の解決策づくりを推進
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さらに、

  • 20の村落貯蓄融資組合(VSLA)を設立・研修
  • 特に女性の経済的自立を支援
  • 世帯のレジリエンス向上と児童労働リスクの軽減に貢献

また、子どもの権利に関する啓発活動を地域イベントや子どもクラブを通じて実施し、地域全体で子どもを守る意識の醸成を進めています。

成果

  • 17,500人の子どもたち

    より安全な学校環境で学習
    遊びを取り入れた参加型授業を受講

  • 10,000人の保護者・養育者・教師・地域住民

    子どもにとって安全な環境づくりに積極的に参加

これらの取り組みにより、子どもたちにとってより安全なコミュニティづくりが進むとともに、子どもの教育と福祉を支える地域社会の参画が強化されています。結果として、持続可能なカカオ生産地域の実現に向けた基盤づくりが進められています。