土壌管理
土壌の健全性は不可欠である一方、非常に複雑です
土壌の生物学的要素(栄養組成、土壌有機物、微生物活性、生物多様性)および物理的要素(pH、侵食防止、陽イオン交換容量)は、それぞれが独立した専門分野といえるほど奥深いものです。健全な土壌は、持続可能なカカオ農園の基盤であり、長期にわたる持続性とレジリエンスをもたらします。
多くのカカオ農園の土壌は著しく疲弊しています
適切な土壌管理を行わないまま、かつて熱帯雨林だった土地で何十年にもわたりカカオ栽培が続けられてきた結果、カカオ農園では広範囲にわたる土壌劣化が発生しています。
土壌の回復は予防よりも困難です
土壌の健全性を維持することに比べ、その状態を回復させることははるかに困難です。そのため、劣化のサイクルを繰り返さないためにも、土壌管理のあり方を早急に転換する必要があります。
今後の前進には多面的なアプローチが必要です。ココアホライズンでは、アグロフォレストリー(森林農法)モデルと多様な施肥方法を組み合わせて活用しています。これは、土壌有機物や養分レベルを維持・向上させるとともに、カカオ栽培システムにおける地上および地下の生物多様性を高めるうえで理想的な方法です。
ココアホライズンの取り組みの一環として、コートジボワール、ガーナ、カメルーン、ナイジェリア、インドネシアの5か国で現地における土壌pH測定を実施しています。また、ブラジルでは土壌分析と葉分析を、エクアドルでは土壌分析を実施しています。