SOURIRE – コートジボワール
SOURIREは、ココアホライズン財団が2024年に主要な児童権利保護団体とともに開始した、3つの児童保護プロジェクトのうちの1つです。
SOURIREはフランス語で「笑顔」を意味します。私たちは、この取り組みを通じてコートジボワールに多くの笑顔をもたらしたいと考えています。
ココアホライズン財団は、セーブ・ザ・チルドレン・スイスとのパートナーシップのもと、30のコミュニティを支援し、児童保護の強化と地域社会のウェルビーイング向上に取り組んでいます。
時には、小さな行動変容が大きな課題の解決につながることがあります。SOURIREでは、世界初の応用行動科学チームと協力し、最も支援が届きにくい子どもたちの権利と福祉に焦点を当てています。
本プログラムでは、児童保護分野においてソーシャル・コントラクト(社会的契約)がどのような効果をもたらすかを検証しています。公の場での約束(ソーシャル・コントラクト)が、より大きな前向きな行動変容につながるかを評価するためです。
そのため、対象となる村の半数では、地域住民がVillage Social Contracts(村の社会的契約)を策定・署名し、児童保護を向上させるために望ましい行動を正式な約束として明文化します。一方、残り半数の村(対照群)では、コミュニティ行動計画のみを実施します。
ソーシャル・コントラクトとは
- 公に表明されるコミットメント(約束)の仕組み
- 地域住民が、子どものウェルビーイングに影響を与える課題のうち、自ら対応可能なものを特定し、共同で具体的な解決策を検討する
- 子どもの福祉に関して、大人と子どもが「何をするか/何をしないか」を約束する
- 各コミュニティに合わせた契約書を作成し、署名することでコミットメントを示す
- 住民自らが考え、行動を起こすことを促す
このプロジェクトの成果は、将来的にココアホライズンがカカオ生産コミュニティにおける行動変容を促進するためのアプローチ構築に活用される予定です。
児童保護委員会
本プロジェクトは、これまでに設立された児童保護委員会などの既存の仕組みを基盤としています。既存の委員会を再活性化・強化するとともに、必要に応じて新たな委員会を設立しています。
児童保護委員会は、
- 地域住民で構成され、児童労働に関する啓発活動や発見活動を行い、地域の発展計画の推進を担う
- 子どもグループを通じて子どもの参加を促進する
- 子どもの権利を擁護し、地域社会における前向きな変化を推進する役割を果たす
- 子どもの権利に関する地域の相談窓口となる
- セーブ・ザ・チルドレンの専門家による支援と研修を受ける
- 政府の児童保護制度や仕組みと連携して活動する
児童保護委員会は、将来的に子どもたち、家族、農家が地域の中で子どもの権利侵害を自ら発見し、対応できるようにするための重要な基盤の一つです。
主な成果
- 17,000人に支援を提供(うち6,300人が子ども)
- 60の村落貯蓄融資組合(VSLA: Village Savings and Loan Associations)を新設、または再活性化・機能強化
- 30のコミュニティで児童保護に関するコミュニティ行動計画を策定・実施
- 30の児童保護委員会を設立、または再活性化し、研修を実施
- 30校の学校に対して研修およびインフラ改善支援を実施